基本情報
- 作品ジャンル:異世界転生/スローライフ/癒し系ファンタジー
- 原作:Roy(小説家になろう連載 → 書籍化/HJノベルス刊)
- アニメ制作:MAHO FILM
- 放送時期:
- 第1期:2020年
- 第2期:2023年
- 話数:各期12話構成
あらすじ(ネタバレ少なめ)
ブラック企業で過労死した中年サラリーマン・竹林竜馬。
死後、三柱の神々に「第二の人生」を与えられ、異世界に転生することに。
生まれ変わった竜馬は、スライムたちを従えながら、森でのんびりスローライフを送る。
やがて人間社会と関わる中で、人との温かい繋がりや自分らしい生き方を見つけていく――。
見どころ・魅力
1. 異世界転生なのにバトルよりも癒しが中心
- 異世界ものといえば「俺TUEEE」や激しい戦闘が定番だが、本作は真逆。
- スライムの研究、洗濯屋の経営、仲間との交流など、心安らぐ日常描写が中心。
2. スライムの多様な進化
- クリーナースライム、ポイズンスライム、スカベンジャースライムなど、スライム図鑑的な楽しさ。
- まさに「働き方改革を遂げたスライムたち」。
3. オッサンにはグッと来る「第二の人生」テーマ
- 過労死という重たい出発点。
- そこから「今度こそ自分を大事にして生きていい」と背中を押される。
- 社会に疲れたオッサンの心をじんわり癒してくれる。
各シーズンごとの特徴
第1期(導入編)
- 異世界での竜馬の生活基盤作り。
- スライム研究や街の人々との出会いが中心。
- 穏やかな世界観に慣れる「癒し枠アニメ」として定着。
第2期(人との繋がり編)
- ビジネス経営(クリーニング店)を通して、人間関係がより深掘りされる。
- 竜馬が「人に頼られる存在」へと成長する姿が描かれる。
- オッサン的には「定年後に地域で役立つ人間になる」感覚に近い。
ファントムレビュー(オッサン視点)
- 異世界転生モノは若者の夢物語が多いが、この作品はオッサンの心に効く漢方薬みたいな一作。
- 過労死からの転生という出発点に共感してしまうのは、正直ちょっと切ない。(俺は過労死するまで働かんけど(笑))
- しかし、その後の「無理せず、好きなことをしていい」という展開が、現実社会で疲れた身には心地よい。こいつ神かっ!って思ったね!神だけどね・・・
- スライム研究に夢中になる竜馬を見ていると、「若い頃にやりたかったこと、今からでも遅くないのかも」と思わせてくれる。
- バトルを求める人には物足りないが、心を休めたい大人のアニメ視聴時間には最適。
総評
『神達に拾われた男』は、異世界転生モノでありながら「戦わない」ことに価値を見出した珍しい作品。
日々のストレスで疲れた社会人にとっては、心のマッサージのような癒しを与えてくれる。
派手さはないが、じわじわ味わいが効いてくるスルメアニメ。
- おすすめ度:★★★☆☆(3.5/5)
→ 癒しを求める人には◎、刺激を求める人には△
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