俺は全てを【パリイ】する〜逆勘違いの世界最強は〜 アニメレビュー|無自覚に最強を極める勘違い冒険譚

異世界バトル

基本情報

  • 作品名:俺は全てを【パリイ】する〜逆勘違いの世界最強は〜
  • 原作:鍋敷(小説家になろう発)
  • アニメ放送開始:2024年7月(予定)
  • ジャンル:ファンタジー / バトル / 勘違い系最強主人公
  • 制作:OLM

あらすじ(ネタバレ少なめ)

主人公・ノールは幼少期から「攻撃を防ぐ【パリイ】」というスキルしか持たない。
周囲からは役立たずと馬鹿にされるが、本人は努力を重ねて「パリイ」一本で強くなろうと決意。

やがて彼の防御技術は常軌を逸した域に達し、どんな攻撃も軽々と弾き返す超人的な境地へ。
しかし本人は「まだ自分は弱い」と勘違いし続け、謙虚なまま最強の道を突き進んでいく。

いわゆる“逆勘違い系”の成り上がり冒険譚である。


見どころ・魅力

1. 無自覚に最強になるギャップ

  • ノール自身は「足手まとい」と思い込んでいるが、周囲から見ると完全にチート級。
  • 勇者や魔物の大技を“普通の盾受け”くらいの感覚で弾き返すのが痛快。

2. 「パリイ」特化のシンプルさ

  • 多彩なスキルや魔法を持つ異世界作品が多い中、本作は「防御一本槍」という潔さ。
  • RPG世代のオッサンとしては「ガード縛りプレイでラスボス倒した」的な共感がある。

3. 勘違いによるコメディ要素

  • 本人は真剣なのに、周囲からは“最強の剣豪”や“救世主”扱いされるギャップ。
  • シリアスとギャグの緩急が程よく、見やすいテンポ。

ファントムレビュー(オッサン視点)

若い頃の俺たちも「自分なんて大したことない」と卑下しながら、案外人に頼られていたことがあった。
ノールの「俺はまだまだ弱いんだ」という姿勢、これは社会人にも効くんだよな。

  • 会社で資料作って「いや大したことないです」って言ってるのに、上司や同僚から「助かった!」って言われるあの感じ。
  • 趣味の釣りで「全然釣れてないよ」って言いながら、一番デカいの釣り上げちゃうみたいな。

この作品、ただの異世界最強ものじゃなくて「自己評価と他者評価のズレ」という人生あるあるをファンタジーで描いてるのが面白い。
若者は痛快に楽しめるし、オッサンは「そうそう、そういうもんなんだよな」と頷ける。


総評

「無自覚最強×勘違いコメディ」というシンプルな強みを持つ作品。
ノールのキャラ造形は好感度が高く、主人公に珍しく“嫌味がない”のもポイント。

  • 戦闘は熱い
  • 笑えるポイントも多い
  • オッサン世代には「自己評価と周囲のズレ」というテーマが沁みる

おすすめ度:★★★★☆(星4つ)


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