基本情報
- タイトル:陰の実力者になりたくて!(英題:The Eminence in Shadow)
- 原作:逢沢大介(ライトノベル / 小説家になろう発)
- アニメ制作:Nexus
- 放送時期:
- 1期:2022年10月〜2023年2月
- 2期:2023年10月〜2023年12月
- ジャンル:異世界転生 × 勘違いコメディ × バトルアクション
あらすじ(ネタバレなし)
主人公・シド・カゲノーは、幼少期から「陰で暗躍する存在」になることを夢見ていた少年。
現代日本で修行の果てに事故死してしまうが、転生した異世界では夢を実現するチャンスが到来。
彼は「シャドウ」と名乗り、テキトーに作った“闇の組織ごっこ”を始めるのだが……
実はその“ごっこ遊び”が現実の大陰謀とリンクしてしまい、結果的に本物の実力者として暗躍していく。
シーズンごとの見どころ
◆1期(起源編)
- コメディ調の「中二病ごっこ」と、本格的なダークファンタジー要素の落差がクセになる。
- 七陰(しちかげ)の美少女メンバーたちとの掛け合いが楽しく、ハーレム要素も程よい。
- 戦闘シーンは作画にかなり力が入っており、“俺TUEEE系”の爽快感を味わえる。
◆2期(大陰謀編)
- 世界観が一気に広がり、帝都の権力争いや吸血鬼騒動などが絡み合う。
- シド本人はいつもの調子で「俺は陰の実力者だから」と自己満足しているのに、周囲からは絶対的カリスマ扱いされるギャップが笑える。
- ヒロインたちの掘り下げも進み、単なる“主人公のおまけ”ではない魅力が出てくる。
Phantomレビュー(オッサン的感想)
- 中二病の昇華
若い頃、誰しも「影のヒーロー」に憧れる時期があるんだよなぁ。俺なんかも中学の頃、黒いコート着て自転車で夜道を走ってたもんだ。もちろん何の意味もなかったけど(笑)。このアニメは、そんな黒歴史を堂々と肯定してくれるのが気持ちいい。 - 自己満足の大切さ
シドは基本的に“自己満足”で動いてる。でもその自己満足が結果的に世界を救ってるんだから面白い。オッサンになると「どうせ俺がやっても意味ないし」とか思っちゃうけど、楽しんでやる姿勢って案外大事なんだよな。 - 女の子が眩しい
七陰のメンバーはもちろん、脇役ヒロインまでみんな可愛い。だが正直、オッサン的には「こんなに俺を信じてくれる後輩や部下がいたらどんなに幸せか」と、変な方向に胸に来る。もう恋愛感情よりも“部下への信頼”に置き換えて見てしまうわけだ。
総評
『陰の実力者になりたくて!』は、「俺TUEEE」と「中二病ネタ」を絶妙に融合させた異世界アニメの快作。
笑えて、熱くて、ちょっと切なくて、オッサン世代には「若き日の妄想」を思い出させる。
- コメディとしても良し
- バトルアクションとしても良し
- 七陰の美少女たちに癒やされるのも良し
おすすめ度:★★★★☆(4.5/5)
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